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「高速資産形成セミナー」を見つけた時、正直怖かった
ある日、ネットで投資の情報を調べていたら「高速資産形成セミナー」という言葉が目に飛び込んできた。
高速で資産形成。なんというか、パワーワードだ。僕の中のアラートが鳴った。
すぐに「武藤孝幸 怪しい」で検索した。50代にもなると、こういうことには慎重になる。いや、臆病と言ってもいい。ネット上にはいろいろな記事が出てきたけれど、正直、読めば読むほどよくわからなくなった。怪しいと書いているサイトもあるし、良かったと書いている人もいる。
「怪しい」の検索結果に並ぶのは、アフィリエイト目的っぽいサイトや、実際に受講したわけでもなさそうなまとめ記事。逆に「良かった」と書いている人は具体的なエピソードを語っている。どちらを信じるか。結局、画面の前で「怪しい」を検索しているだけでは、何も変わらないということだった。
それでも無料セミナーに参加してみた理由
当時の僕は、NISAとiDeCoで投資信託を積み立てているだけだった。悪くはないが、このペースで定年後の生活費が足りるのか、漠然とした不安があった。会社の同期と飲んでも、話題は「年金いくらもらえるか」ばかり。みんな同じことを考えている。
高速資産形成セミナーは無料だった。無料なら、失うのは時間だけだ。最悪つまらなかったら途中で抜ければいい。そう自分に言い聞かせて、申し込みボタンを押した。
正直に言うと、申し込んだ後に「やっぱりキャンセルしようか」と何度か思った。でも、ドタキャンするのも気が引けて、結局そのまま参加した。今思えば、この「気が引けて」が人生の分岐点だったのかもしれない。
実際に参加して、印象が変わった瞬間
セミナーはオンラインで開催された。最初は構えていたけれど、始まってみると思っていたのとは全然違った。
オプション取引の基本的な概念を、わかりやすく説明してくれた。武藤先生の話が面白くて、気づいたら前のめりで聞いていた。お金の話なのに堅苦しくなくて、「なるほど、そういう考え方があるのか」とワクワクする感覚があった。押し売りや煽りは一切なく、「リスクはある」「楽して稼げるわけではない」ときちんと言ってくれる誠実さにも好感を持った。
印象が変わったのは、マインドセットの話だ。「お金の貯め方、稼ぎ方、使い方」という3つのステップ。特に支出管理の話で「月1万2,000円の支出削減は、360万円の株を4%配当で持っているのと同じ効果がある」と聞いた時、目が覚める思いだった。
僕は投資の「稼ぐ」ことばかり考えていたけれど、まず「無駄を減らす」ことの威力を数字で示されて、腑に落ちた。投資の手法だけじゃなく、お金との向き合い方そのものを教えてくれるセミナーだと感じた。
「怖い」の正体は「知らない」ことだった
振り返ると、僕が感じていた「怖さ」の正体は、単に「知らないこと」だった。
NISAを始める時もそうだった。iDeCoもそうだった。やる前が一番怖くて、始めてみたら「なんでもっと早くやらなかったんだ」と思う。毎回同じパターンだ。
高速資産形成セミナーも同じだった。ネットで「武藤孝幸 怪しい」と検索していた時間は、結局のところ自分の不安を確認する作業でしかなかった。怪しいと書いてある記事を読んで「やっぱりやめよう」と安心したいだけだったのかもしれない。
でも本当に知りたいことは、自分の目で見ないとわからない。検索結果の中に、自分の答えはなかった。
受講後に変わったこと
無料セミナーの後、僕はマネースクールに申し込んだ。正直、迷った。でも「この歳で新しいことを学べる機会がどれだけあるか」と考えたら、挑戦する方を選んだ。
学んでみて一番変わったのは、投資の手法よりも「お金に対する考え方」だった。時給思考という概念を知ってから、無駄な支出に敏感になった。コンビニでなんとなく買っていたものが、「これは自分の時給30分ぶんだな」と見えるようになった。地味だけど、この変化は大きい。
それから、同じように学んでいる仲間がいることも心強かった。延べ3,600名以上が受講しているという。僕みたいに「怪しいと思いつつ参加した」人が、きっとたくさんいるのだろう。一人じゃないと思えるのは、50代の学び直しでは意外と大事なことだ。
自分で確かめるしかない
ネットで「武藤孝幸 怪しい」と検索している人に、一つだけ伝えたいことがある。
怪しいかどうかは、自分の目で確かめるしかない。僕もそうだった。検索しているだけでは不安は消えない。無料セミナーなら、時間以外に失うものはない。
50代の僕が言えるのは、「あの時キャンセルしなくてよかった」ということだけだ。怖いと感じるのは自然なことだし、慎重なのは悪いことじゃない。でも、慎重さと行動しないことは違う。
まずは自分の目で確かめてみてほしい。それが、僕の正直な本音だ。
※投資にはリスクが伴います。成果には個人差があります。本記事は個人の体験に基づくものであり、特定の投資手法を推奨するものではありません。