50代の人間ドック、結果を開けるのが怖い
今年も人間ドックの結果が届いた。
毎年のことなのに、封を開ける瞬間はどうにも落ち着かない。「去年と同じくらいだろう」と自分に言い聞かせつつ、恐る恐る数値を見ると――コレステロールと中性脂肪が、しっかり去年より上がっていた。
「まあ、歳だし仕方ないか」と一瞬思った。でも、本当にそれでいいのか。ずっと引っかかっていた。
マネースクールで教わった「4つの自由」
マネースクールで「4つの自由」という話を教わった。経済的自由、時間的自由、精神的自由。そしてもう一つが「健康的自由」だ。
心身に異常がなく、日常を充実して過ごせる状態。これがないと、他の3つの自由があっても意味がない。
言われてみれば当たり前なのに、僕はずっと「お金」のことばかり考えていた。経済的な自由を手に入れたとして、体が動かなかったら何の意味があるんだろう。人間ドックの結果を見ながら、その言葉がようやく自分ごとになった。
「健康なうちにお金を使え」の意味
武藤先生が言っていた。「病気になって病院のベッドの上にいる時に1億円もらっても意味がない」と。
この言葉、最初は「そりゃそうだ」くらいにしか思っていなかった。でも人間ドックの結果を見た今、妙にリアルに刺さる。健康なうちに動ける体があってこそ、お金を使って経験を得ることができる。お金の「使い方」を学ぶ以前に、使える体があることが前提だったのだ。
富裕層の人たちが健康にお金と時間をかけると聞いて、以前はピンとこなかった。でも今はわかる。体が元気であることが、何をするにも一番の土台なんだと思う。
まずは朝の散歩から始めてみた
とはいえ、いきなりジムに通ったり食事を全部変えたりする気力はない。
まずは朝30分の散歩を始めてみた。妻に「珍しいね」と笑われたが、続いている。コツは「やる気がない日も靴だけ履く」こと。靴を履いたら、なんとなく外に出てしまう。小さなことから仕組みにしてしまえば、意外と続くものだ。
朝の空気を吸いながら歩いていると、頭がすっきりする。会社に着く頃には気分が違う。健康管理というより、ちょっとした気分転換の習慣になりつつある。
体が資本。50代、遅すぎることはない
健康的自由という言葉を知って、僕は自分の体を少しだけ真剣に見るようになった。
大げさなことをやろうとは思わない。ただ、「まあ歳だし」で済ませていた数値を、ちゃんと気にするようになった。次の人間ドックまでに、せめてコレステロールの数値を下げたい。
50代、遅すぎるということはない。体が動く今のうちに、できることをやっておく。それが「健康的自由」への第一歩だと思う。