
定年が近づいたと実感した日
先月、同じ部署の先輩が定年退職した。送別会で花束を渡しながら、「あと数年で自分もこっち側か」と、急にリアルに感じた。
普段は目の前の仕事で手一杯だから、定年なんて遠い話だと思っていた。だが、長年一緒に働いてきた先輩が段ボール1箱で帰っていくのを見送った翌朝、隣の席が空いた妙に静かなオフィスで「ああ、順番が来るんだな」と腹に落ちた。
セカンドキャリアという言葉が気になり始めた
退職した先輩は、しばらくのんびりしてから地元のNPOを手伝うらしい。別の同僚は再雇用で残る道を選んだ。人それぞれだ。
じゃあ僕はどうするか。正直、まだ答えが出ていない。妻に「定年後どうするの?」と聞かれて、「うーん」としか返せなかった。情けないが、それが今の本音だ。
ただ、「何も考えていない」のと「考え始めている」のは違う。少なくとも、考え始めてはいる。
お金の不安と、投資を学んでおいてよかったこと
定年後の不安で一番大きいのは、やっぱりお金だ。年金だけで暮らせるのか。退職金はどう使うべきか。漠然とした不安が、ふとした瞬間に頭をよぎる。
だが、数年前から投資を学んできたおかげで、「漠然とした不安」が「数字で考えられる課題」に変わった。月にいくら必要で、いくら足りないのか。足りない分をどう補うか。少なくとも、考え方の土台はできた気がする。
あのとき一歩踏み出しておいてよかった、と素直に思う。
まだ準備期間はある
焦る必要はない。でも、何もしないまま定年を迎えるのはもったいない。
投資を始めたときも、最初は「もう遅いんじゃないか」と思っていた。でも始めてみたら、遅いも早いもなかった。やるかやらないか、それだけだった。
セカンドキャリアも、お金の準備も、夫婦の暮らし方も。まだ考える時間はある。だから今のうちに、少しずつ準備しておこう。
■ 今日の結論
定年が近づいてきた。不安がないと言えば嘘になる。でも、考え始めた自分を、少しだけ褒めてやりたい。